JASTSOUND（ジャストサウンド）互換品です。出品は写真1枚目の物となり、PC-88、PC-98用です。
ジャストサウンドとは、1985年末頃にジャスト社から発売されたプリンターポート接続型のPCM音源です。1985年末～1988年前半の間にジャスト、グレイト、全流通などから数本の対応ゲームが発売されました。

対応ゲームの入手が困難ではありますが比較的入手の容易な天使たちの午後１、２の廉価版もジャストサウンドに対応しています。
PC-98、88に増設機器を装備させるのがお好きな方、当時の魅力的なパッケージデザインにグッと来られた方は、この機会にいかがでしょうか。
動作確認はPC-98DO+で行い、当出品物を接続したままPC-98、PC-88モードの両方で行いました。
PC-88で使用する場合はCPUクロックを4MHzに、PC-98ではV30の8MHz同等速度に設定する必要があります。PC-9801BX2、BS2、BA2、PC-9821As2、Ap2、An、Be、Bs、Bp、Ce2、Cs2の場合、標準添付品のプリンタポート変換コネクタが必要です。それ以降に発売されたPC-9801/PC-9821は8MHzモードを持たないため、基本的には使えません。


発送はレターパックプラスまたはゆうパック60サイズ自宅集荷の予定です。



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ずっとPC-98や88でジャストサウンドを使用したいと思っていたのですが、入手困難だったため、解析情報を提供してくださっているサイトを参考に10年程前に作りました。
当初の計画では、抵抗とイヤホン端子だけの回路にクリスタルイヤホンを接続する物だったのですが、実は今クリスタルイヤホンって製造されていなくて、代わりにセラミックイヤホンが登場しているのですが、これはクリスタルイヤホンより音量が小さいとの事で、これだと厳しいかも・・・と言う訳で、ACアダプタ接続のアンプ付きイヤホン端子＆スピーカー付きで作ることにしました。
しかしこれが仇となってしまい、ノイズの問題やコンデンサ、スピーカーの違いによる音質、音量の違いなどに悩まされることになり、部品違いの同品を６個作って、部品を交換しながら延々と比較調整する事になってしまいました。各種サウンドボードも参考にしました。音質比較用の部品を多く購入した事や、1985年から現在にかけて統合や低価格化された部品がほぼ無かった事も、はんだ付け作業量やコスト面で厳しいところでした。
そんな感じで、当時クオリティと思われるガビガビ音ながらも、割と良い妥協ポイントに落ち着けたと思います。今後ジャストサウンドを入手できるか分からないですし、PC-98、88でバリバリ遊べるうちにジャストサウンド対応ゲームを体験出来たことは満足のいくものでした。
ちなみに、ゲームパッケージにJASTSOUNDのロゴのある物が対応品なのですが、ロゴがあっても天使たちの午後番外編IIはPC-98版のみ対応、デリンジャーは非対応ぽい印象です。このあたりの調査もある程度行ったのですが、これまた沼でした。互換機だから動かない可能性が無くはないですが、何らかの事情で非対応となった可能性が高いように考えています。デリンジャーは88年発売なので286級で丁度いい速度ですし、説明書記載の音源選択メニューなんて出てこないし、3.5インチ版だとディスクラベルにロゴが無いんですよね。ゲームのバージョンによって異なる可能性はあります。なお、銀色のJASTSOUNDシールの貼られたゲームは確実に対応しています。
この辺りを調査していくのも面白いかもしれません。
２個が余剰