隕鉄のMuonionalustaの未加工標本1793g(130-60-60mm)を出品致します。本隕鉄は、1906年にSwedenのKirunaで発見されました。OctahedriteのⅠVA分類される隕鉄です。他の隕鉄に比べて採取量が少ないので、レアな隕鉄とされています。 断面を研磨してエッチング処理を行いますと、綺麗なウイッドマンシュテッテン構造があらわれてきますが、その構造は数ある隕鉄の中で最も美しいといわれています。構造の区分ではFineとされ、有名はGibeonなどと同じ部類に入ります。ただ、Fineの中でも構造そのものの大きさは異なるため、微妙な違いですが、それが見え方に大きく影響しています。Muonionalustaは、Gibeonよりも若干粗い構造をしているのですが、それが肉眼で見た場合に綺麗に見せているようです。 なお、本隕鉄は、錆びやすい傾向にあり、特に表皮(酸化黒色部)との境界が錆びて、表皮が脱落するため、防錆処理を行った後で、細かいクラックを埋めるため、樹脂を浸透させています。それでも、空気の動きがない場所に保管すると、埋めきれないクラックなどから錆がでてきます。そのため、保管やディスプレイは、風通しのよい所が理想的ですが、扉付きの書棚や陳列棚等に保管される場合は、時々、CRCまたはミシン油などを噴霧されることをお薦めします。CRCなどを噴霧するとクラック部分からの錆が出にくくなります。送付方法は、貴重品のため、ゆうパックを予定しております。値段交渉も受け付けますので、質問欄よりお知らせください。