PP5/400 MAZDA(BVA)製 歪率チェック済み1本です．
出品にあたり歪率測定後，実機での実聴テスト（約1時間）を行い，安定動作を確認してあります．
（別出品のDET5=PX25と左右のステレオとし．美音を楽しみました．）
形状，電気特性は良好で，グロー放電も見られず真空度は良好のようです．
PP5/400はPX25属の中で最も優れたものと言われています．

フィラメント（Kenwood:PR18-3)およびプレート供給電圧(Kikusui:PAB350-0.2)を安定化電源から供給した自己バイアスのテスト結果は，Vf=4.00V, Rk=600ohm, Vbb=350Vに置いてVk=27.0V (Ip=45.0mA)でした．
歪率はVP-7723Aを用いて、周波数1kHz、LPF80kHzで測定．（測定時の条件は画像上部に記載．）試験アンプではPP5/400は直流点火，負帰還を軽く(約2.5dB)かけてあります．実測の残留雑音は約0.3mV．前段をRCAの76にした場合とSylvaniaの76にした場合の結果が，7枚目と8枚目の画像です．
Sylvania76との組み合わせの方が，2次歪打ち消しには有利に働いたようです．
三極管シングルアンプの性能は負荷抵抗や前段の設計に大きく依存しますので，このデータは参考程度にしてください．

極めて貴重な真空管ですが一本物なので，もう一本入手できることを期待して，40年以上使用せず保管してきました．（2002年，2003年にフィラメント確認，2020年にはエージングとプレート電流テストを実施）
真空管アンプ作製の熟練者，すでに古典管でアンプ作製の経験がある方にお譲りしたいと思います．
トラブルを避けるため，真空管アンプ初心者の方の入札はご遠慮いただくようにお願いします．代行業者の皆さまの入札も受け付けますが，